3.低次脳から高次脳へ、3.いきなり?いぇ 最後に高度なリハビリを!

台詞

3.低次脳から高次脳へ

Dr.ハシモト「リハビリの原則は、『低次脳』から高次脳へ!です」
「低次脳機能」
高次脳機能を支えている諸要素
あえていえば、「低次脳」
(表)
高次脳機能
摂食・嚥下(栄養をとる)
運動・姿勢(運動をする)
感覚・覚醒(目や耳をよく使う)
呼吸・循環(深呼吸する)
↑低次脳機能が整う

【呼吸・循環】
息を吸ったり、吐いたり。
心臓から全身に血液を届けたりする。
【感覚・覚醒】
五感を情報を受け取り、目を開けて起きていることができる。
【運動・姿勢】
身体全体のバランスを整え、姿勢を正して座り手足を動かす
【摂食・嚥下】
食べ物を認識して口の中に運び噛み砕いて、のど、食堂へ飲み込む
絵夢「まずは、全身の状態を良くして、身心の耐久力をつけよう!ってことヨ」
Dr.ハシモト「ちなみに低次脳……は私の造語です!」

3.いきなり?いぇ 最後に高度なリハビリを!

Dr.ハシモト「えー…と、言うようにですね…」
「いきなり高度なリハビリは……ダメなのです!」

脳損傷後は集中力が維持しにくく、いきなりドリルに取り組んでもうまくいかない……
カケル「ドリル…もとから…好きくないんだ」

Dr.ハシモト「くりかえしになるけど、効果的なリハビリには順番があります。」
「生命維持により近いこと…呼吸をする、目や耳を良く使い、運動して、きちんとモノを食べる!」

全身状態を整え、身体と心の耐久力をつけてはじめて……
Dr.ハシモト「ドリルなどの高度なリハビリが長続きするのです!」